2.大義と方向転換
ホテルの厨房で働きながらも、
夕方からデザインの仕事はしていました。

知り合いからチラシやwebの受注を受けたりしながら
マイスター試験の勉強をしていました。

農経新聞社さまから
「野菜と果物の品目ガイド」制作を受注したのもこの頃です。




厨房では私は自分のことはあまり語りませんでした。


履歴書に書いたとおり、
グラフィック業界にいたこと、
ジュニアマイスターでホームページをもっていること、
彼氏と同棲していることくらいしか
デリ厨房シェフは認識しなかったらしく、

私自身の野心については気づかれることもなかったようで

「彼氏に養ってもらっている適当なフリーター」
と思われていたようです。
淡々と日々が過ぎていきました。





厨房でのアルバイトを始め、しばらくたち、
また目指す仕事に対しての考えが変わってきました。

それは、今の自分のスキルの
限界と適正を感じたことにありました。

また、アドバイザーとして働けるところにありつけない事実もありました。


そして、相方と一緒に暮らすようになって、
少しずつ摂食障害が治ってきたことにもありました。



それならば、いっそマイスター資格は私生活の範囲で活かすか…。


あれほど悩んだ転職であったのに、
ここにきて自分自身の体も変わり、
周り(食業界)も少し見えてきて、
使えるお金も底をつき、

1年という期限を迎える前に出した答えは

「webデザイナーを職業とし、
私生活で作るwebサイトで摂食障害克服者としてのアドバイスをする」


というものでした。



相方と一緒に暮らし、結婚という経済的な文字が
現実味を帯びてきたことが大きいと思います。


仕事は今後なるべく続けたい…


結婚して子供ができたら、会社にはいけないかもしれないが
自宅でフリーランスのデザイナーとしてならずっと働けるのではないか…


そして私生活ではべジフルの資格も活かして、
症状がやまない人たちのためのポータルサイトを作ろう。


そのような決心で進めていくことにしました。

よーし、この決心を
明日のマイスター試験(面接)で言うぞ!

と会社の廊下で意気込んでいたら、
人事部のマネジャーに声をかけられました。


「あのホームページは1人で作ったんですか?勉強していますね。」

「はい、そうです…土日に本とか読んで…」

「ああいう、安全な食材などに興味があるんですか?」

「そうですね…(うんちくたらたら)」
どうやら、この間の異動で人事部に来られ、
履歴書を整理していて
私のサイトURLをご覧になったらしいのです。


そうか、どうりで昨日のアクセス数はちょっと多かったはずだ。
社内の事務所の人に広まってアクセスしたんだろう。


なんか褒められていい気分になって帰りましたが
翌日のマイスター試験の面接ではボロボロでした…。


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