#02 ビタミン
■三大栄養素をスムーズに働かせるビタミン

ビタミンと言うと、活力剤のように誤解している方も多いですが、
れっきとした栄養素です。 現在、ビタミンとして認められているのは13種類です。

ビタミンA、D、E、Kは脂溶性、 ビタミンB群、Cは水溶性です。
脂溶性は水溶性に比べて長く体内にとどまりますが、摂り過ぎると過剰症になる恐れが。

対して水溶性は、余った分が排泄されるので、マメに摂取することが大事だそうです。


■ビタミンC
肌にハリをもたせ、風邪、ガンの予防に効果的


ビタミンCの美容効果はよく知られていますね。
それ以外にも、風邪予防や抗酸化作用の働きをもち、私たちの日常生活には欠かせません。

ほとんどの野菜に含まれていますが、調理過程で多く失われてしまいます。
また、体内に蓄積されないことに加え、ストレスや喫煙によって消費されてしまいます。
こまめな補給を心がけましょう。
→ ビタミンCが豊富な野菜類 : イチゴ ブロッコリー 菜の花 コマツナ


■ビタミンA
目と粘膜のビタミン。ガンの予防に効果的


疲れ目やドライアイなどの目の不調、肌荒れ予防に効果的です。
また、臓器の上皮細胞の形成を助けるため、免疫力を高めガンや生活習慣病予防にも期待が高い栄養素です。

緑黄色野菜に含まれるβカロテンは、 体内に入ってから体に「必要な分だけ」をビタミンAに変換させるプロビタミンAです。
ですので、過剰摂取に注意してください。
→ ビタミンAが豊富な野菜類 : コマツナ ニンジン シュンギク ツルムラサキ


■ビタミンB群
さまざまな代謝活動に欠かせない。ファミリー栄養素


三大栄養素がエネルギーに変わるために必要な酵素の働きを活性化させます。
つまり、ビタミンB群がなければ、生命活動が滞ってしまうのです。
B1は主に糖質、 B2は脂質、 B6とB12はたんぱく質、
と、関わる代謝はそれぞれ違いますが、
これ以外にも多様な役割があり、互いに協力し合って働いています。

そして、ビタミンB群はチームワークを大切にし、どれかひとつが不足しても役割をまっとうすることができません。
糖質が代謝されずに疲れやすくなったり、脂肪が燃焼されずに体脂肪になることも。
群としてまとめて摂ることが大切です。
→ ビタミンB群が豊富な野菜類 : 豆類


■ビタミンD
強い歯や骨を作る。日光に当たると体内で合成


食事から摂ったカルシウムの吸収を助けるためだけでなく、
体内のカルシウムが多いときは骨の形成を促し、
少ないときは骨からカルシウムを取り出して血液中に運搬します。
紫外線を浴びると体内合成ができます。
ビタミンDが豊富な野菜類 : きのこ類


■ビタミンE
活性酸素から体を守り、老化・成人病を予防する


抗酸化ビタミンとして知られるビタミンE。
血管の老化も防ぎ、動脈硬化や心臓病など、生活習慣病予防にも効果的です。
血行もよくするので、肩こりに悩む女性にも役立つビタミンです。

過酸化脂質がたくさんできると、ビタミンEも追いつきません。そこで、ビタミンCを合わせて摂ってください。
ビタミンCには独自の抗酸化作用がありますが、Eの抗酸化作用を高めるのも仕事のうちなんです。
→ ビタミンEが豊富な野菜類 : ナッツ類 アボカド


■ビタミンK
止血と骨の健康維持にはたらく


骨を丈夫に保つとして、1995年には日本で骨粗鬆症の治療薬として認可されました。
ビタミンDが骨からカルシウムを血液中に供給するのに対して、
ビタミンKは骨からカルシウムが流出するのを止め、骨がもろくならないようにはたらきます。
また、血液を固まらせて、止血するはたらきもあります。
→ ビタミンKが豊富な野菜類 : あしたば コマツナ オカヒジキ



脂溶性のビタミンは体内に蓄積するので、
摂りすぎると頭痛、吐き気などの副作用(過剰症)が出る恐れがあります。
通常の食生活では過剰症の心配はありません。
ビタミン剤などを飲んでいる方は、ビタミンAとDに注意してください。

次のページへ