#03 最新科学が明らかにしたガン予防効果
■不足している野菜摂取量

1982年にアメリカ国立科学アカデミーの
「Diet, Nutrition and Cancer」において、
ガンの発生の要因にたばこが関与しており、
その抑制には果実と野菜の摂取が効果的であると報告されました。

1991年より、アメリカでは
5 A Day」のキャッチフレーズを用いて果実・野菜類を1日400グラム以上摂取するよう推奨し、
国をあげて宣伝活動を行っています。

1997年、米国の研究グループが、15年間の論文4500報を元に、
部位別のガン発症リスクと食事の関係をまとめました(図)。
Food nutrition and the prevention of cancer: a global perspective (1997) 日米の一人1年当たりの野菜摂取量

資料:World Cancer Research FundとAmerican Institute for Cancer Research



18部位のガンのうち、野菜がリスクを下げる効果は、
「確定的」5部位
「ほぼ確実」4部位
「可能性あり」7部位
という結果が出ました。

「5 A Day」運動の結果、アメリカでは、
1996年の10万人当たりのガンによる死亡者は
203.4人でしたが、
1997年には201.6人に減少しました(WHO 「World Health Statistics Annual」)。

一方、日本では、1996年には217.5人でしたが、1997年には220.4人と増加しています(厚生省「人口動態統計」)。

日米の一人1年当たりの野菜摂取量 日米の一人1年当たりの野菜摂取量
資料:農林水産省「食料自給表」、FAO「Food Balance Sheed」
かつての日本の食事は一汁一菜が基本。ご飯、魚介類の主菜、旬の野菜をふんだんに使った副菜や汁物が食卓を彩ってきました。
しかし、食生活の欧米化・食スタイルの変化によって、現代人の野菜離れが深刻になっています。

日本人一人一人の、一年あたりの野菜消費量は減少する一方。
平成8年以降はアメリカにも抜かれています。
(↑これについては背景が)。

野菜の世代別摂取量(1日あたり) 野菜の世代別摂取量(1日あたり)
資料:厚生労働省「平成14年国民栄養調査結果の概要」
日本の野菜摂取の現状を年代別に見ると、いちばん野菜を摂取している60代でも、目標を下回っています。
そして、若い世代ほど、深刻な野菜不足になっていることがわかります。

一人暮らしだったり、
仕事で忙しくて満足に食事ができない人が多い世代ですね。
そこをターゲットにしたお弁当や食品が、近頃増えています。上手に利用したいものです。


■酸化を抑える生活習慣

また、野菜に気をつけること以外でも、日常生活で酸化を抑えることも大事です。
現代人には、少し厳しいかもしれませんが…

1、禁煙する
2、紫外線を避ける
3、飲み過ぎない
4、抗酸化物質をとる
5、ストレスを解消する
6、腹8分目にする
7、よく眠る
8、激しい運動はなるべく避ける(するなら、抗酸化物質をとってから)


ストレス過多のこのご時世、日常生活でどうしても起こってしまう体の酸化。
カラフル野菜で、うまく抑えていきたいものですね。