#08  世の中は産地偽装でいっぱい
ああ、中国産怖いなあ…
そう言っている人は多いでしょう。

「もう、国産しか買わないよ!」
その勢いはとてもいいと思います。


でもね、気をつけてください。
世の中には、産地を偽装されたものがたくさん溢れ返っているのです…。

釣り餌用として航空便で輸入した中国産生カキを無届けで食用に販売したとして、千葉県警環境犯罪課と成田国際空港署は6日、食品衛生法(食品等の輸入の届け出)違反容疑で、食品輸出入会社「イチバン貿易」(横浜市)と田中友博社長(59)を書類送検した。
(四国新聞 2008/02/06)
http://www.shikoku-np.co.jp/national/social/article.aspx?id=20080206000244


台湾産や中国産のウナギを国産と偽って販売していたとして、農林水産省は20日、食品総合商社「東海澱粉(でんぷん)」(静岡市葵区)を厳重注意した。

同社は偽装を隠すため、取引先2社と計85回の架空取引を繰り返していた。

農水省と東海澱粉によると、同社は2006年5月〜07年9月、産地を偽装したウナギ計342トン(販売総額約5億円)を鹿児島県の営業所を通じ、九州などの加工業者に販売していた。同社は帳簿上、台湾や中国から仕入れたウナギをいったん国内の業者に販売、
代わりに同量の国産ウナギを買い入れたことにして「国産」と偽っていた。
(読売新聞 2008/02/20)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080220-OYT1T00459.htm


中国産ラッキョウなど漬物の原材料を「国産」と偽り出荷していたとして、栃木県は12日、同県壬生町羽生田の漬物製造販売「清水漬物工業」(清水信幸社長)に対し、日本農林規格(JAS)法と景品表示法に基づき改善を指示した。

県によると、同社は昨年2月〜今年1月、中国産ラッキョウなどを使って「黒酢らっきょう」や「赤ワインらっきょう」など31商品、計約110トンを製造、原材料を国産と偽って表示し、茨城、埼玉、鳥取など11県の卸売業者や土産品店などに出荷した。同社は中国産のかんぴょうやシソの実も国産と表示していた。
(読売新聞 2008/02/12)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080212-OYT1T00354.htm?from=navr


北海道帯広市の海産物卸問屋「西嶋商事」(西嶋博文社長)が、中国産ワカメを「三陸産」と偽って販売していたことが29日分かった。北海道は日本農林規格(JAS)法に違反するとして文書で改善を指示した。

道によると、同社は中国産原材料を小分けし、「三陸産のワカメを独自の方法で精製加工した」などと印刷された別の業者名の袋に詰め、「天然カットわかめ」という商品で平成13年4月から今年5月にかけ、道内の販売店を通じて計516袋を販売した。
(産経新聞 2007/10/29)
http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/071029/sty0710292059007-n1.htm


大阪市中央卸売市場で卸売事業を手掛ける「うおいち」(大阪市福島区)は三日、フグと養殖ブリの産地を偽装して販売したと発表した。

同社によると、昨年八月から十二月にかけ、中国産のシロサバフグ千九百八十三ケース(約十トン)を山口県産として仲卸業者五社に販売した。鮮魚担当者が昨年十二月、「中国産はイメージが悪いと考えて偽装した」と自主申告した。
(産経新聞 2008/03/03)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080303/crm0803032240044-n1.htm


「うおいち」は業者が自主申告して明るみに出ました。
内部告発でないのは、今までとは違う動き。
正直に発表した経営者には良心の呵責があったのでしょう。


中国産だとイメージが悪い、、
けど国産じゃ価格が高く、買ってもらえない。

そして業者は産地偽装に走るのでしょうね。


まあ、カニを食べに行って、
旅館で出たのは実はアラスカ産だ、というのは往々にしてあります。

こういったことは、別に隠しているわけではないので、偽装ではないのですが、
もし旅館で出すものにも産地表示が義務付けられると
せっかくの旅行気分も減少してしまいます。


日本の自給率が低いのに、ご当地ものを食べたいという消費者の意向が
業者を「だまし役」に仕立ててしまっているのでしょうね。



にしても、「釣り餌用」を「食用」にしたという事件は健康上、かなり危ないです。
悪質な犯罪行為とみてもいいと思います。
これはもう、単なる表示問題で留まらないのではないでしょうか。

(2008.3.13)


参考/引用
安心!?食べ物情報