#04 実際、農薬の使用実態は?
■輸入米は必ず燻蒸広大な土地で、種まき、肥料・農薬散布など「飛行機農業」を行っているアメリカの米。

アメリカ米にコクゾウ虫50匹を入れたところ、4日後に10匹が死んだ
薬を撒くにも大量に使用しなければいけない。
生産段階ですでに問題が高いものとみなされています。
使われている薬はEDBや臭化メチルという明確な「大」発ガン物質。
アメリカは、自国内では使用禁止にしているのだそうです。
訴訟大国アメリカの市民の権利意識というものは、
日本とは比べ物にならないほど発達しています。
それに比べ日本の裁判所は「権限外」と門前払いにしがち。
疫病が流行らなければいい、という厚労省の責任逃れの結果、
私たちの体には発ガン物質が貯蓄され続けていると言われています。
■日本の方が農薬を多く使っている?
しかし、日本では単位面積当たりの農薬使用量が
アメリカの7倍だと、20年以上も前から言われています。
ベジフルの福井理事長に聞きました。
FAO(国連食糧農業機関)の年報に記載されている
「各国の農薬使用量を耕地面積で割って比較したもの」
ともいわれています。
しかし、FAOの年報に取り上げられている農薬は
使われている農薬の一部なので、正確に比較ができるものではないそうです。
農薬の使用量の比較は、簡単にはいかないそうです。
アメリカと日本、
農薬使用量を単位面積当たりで比較すると、
果実や野菜では大きな違いはなし(表1・2)。
同じ作物なら日本が特に単位面積当たりの農薬の使用量が多い
といったことにはなりません(表3)
| [表1] アメリカにおける農薬使用状況(1973) (有効成分量) |
[表2] 日本における農薬使用状況 |
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| 米“Techomic Reserch Associates”の調査 |
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| [表3]作物別にみた農薬使用量 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
バッテル社資料(1983年〜1985年)などより |
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しかし、作物の違いを考慮せず合計の数字、
つまり、表1と2の2.4kgと8.1kgとで比較すると、
日本はアメリカの3.37倍!
えーっ、これって、どうして??
[表1]の麦類の0.5に注目です。
アメリカ農業のほぼ半分を占める麦類。
もともと病害虫の発生が少なく農薬の必要性が高くありません。
全栽培面積のなかで、農薬の使用量の少ない作物の占める割合が大きい場合、
全使用量を全栽培面積で割れば、
当然、単位面積当たりの農薬使用量は少ない割合になりますよね。
同じ作物でも、農薬の使用量は自然条件や栽培条件によりかなり違ってきます。
品種によっても耐病害虫性は様々なので、
安定した生産水準を維持するために使われる農薬の量は変化します。
作物や栽培条件などの違いを捉えずに、
アメリカでは少ない、日本では多いとは一概には言えないようですね。
情報は、疑いましょう!
(2004)
参考/引用
写真は「食品添加農薬(小若順一 著)」より
写真は「食品添加農薬(小若順一 著)」より

